結婚式へのお呼ばれでOKな服装・NGな服装を分かりやすく解説

DRESS CODE


ドレスコード
基本とポイント

女性必見!晴れの日のドレスコードとは?
基本とコーディネートするときのポイント

結婚式の招待状やホテルのレストランなどでみかけるドレスコード。 いざとなると、どんな服装を選べばいいのか、何に気をつけれないいのかはっきり判断するのが難しいですね。学校や会社でも教えてもらう機会がないまま大人、社会人としての良識を求められ戸惑う方も多いのではないでしょうか。

ここでは、ドレスコードの意味から、種類、服装のマナーについてご紹介していきます。 節目や記念に残る大切な1日のために、ぜひ参考にしてみてください。

ドレスコードとは?

ドレスコードとは、その場や立場に相応しい服装を整えるためのルールのことをさします。

​◆国際的では、プロトコルという国際基準で決まったルールにも記載されていますが、日本でのドレスコードは結婚式や式典、ホテルやラグジュアリーなレストランでの食事会などで求められる”服装規定”となっています。

​◆ホスト側がドレスコードを指定することで、その場に相応しい雰囲気や格が揃います。またゲスト側もドレスコードに沿うことで、相手や周りの方に失礼のない装いで立ち振る舞え、人間関係を円滑にし、双方に安心感も与えます。 ドレスコードは、相手へのマナーと思いやりを服装で表現するものともいえます。

現在登録されている商品はありません。

種類について

ドレスコードの7つの種類につてご紹介します

ドレスコードは、フォーマルと呼ばれる正礼装、セミフォーマル(準礼装)、インフォーマル(略礼装・平服)に加え、スマートエレガンス(準略礼装)、カジュアルエレガンス、ビジネスアタイア、スマートカジュアルの7種類があります。 時間帯によって気をつけるマナーもあるので、注意しましょう。

フォーマル/正礼装

ドレスコードの中でもっとも格式が高いのが、正礼装と呼ばれるフォーマルです。皇室行事で見られるスタイル。 式典やパーティーでは主催者、結婚式では新婦や親族や媒酌人が該当します。時間帯によって、着用マナーが変わります。

​◆昼(17〜18時くらいまで)
アフタヌーンドレス…肌の露出がおさえられたものが基本。七部袖〜長袖で首が詰まっており、丈はふくらはぎ〜くるぶし丈のワンピースのこと。光沢のあるもの、透けるものはNGとされます。 アクセサリーはパールが好まれ、指輪は結婚指輪のみとなっています。

​◆夜(17〜18時以降)
イブニングドレス…肌の露出をしたものがマナー。デコルテがでており、袖がないドレスが基本。
丈はくるぶし〜フルレングスです。 アクセサリーは5大宝石といわれる、ダイヤモンド、パール、エメラルド、ルビー、サファイヤが好まれます。

セミフォーマル/準礼装

フォーマルの次に格式が高いのが準礼装のセミフォーマルです。結婚式ではゲスト側が着用する服装でもっとも好まれるスタイルです。 そのほか、式典やラグジュアリーなレストランでの食事会でもふさわしくかしこまった印象となります。パンツスタイルも該当しますが、スカートの方がよりフォーマル寄りになります。ゲストはホストより格を下げるのがマナーですので注意しましょう。 時間帯によって、着用マナーが変わります。

 ♦︎昼(17〜18時くらいまで)
 セミアフタヌーンドレス…無地で上品な生地のもので光沢感は控えるのが基本です。レースや刺繍のあしらったワンピースもおすすめです。 肌の露出は控え、スカート丈はひざ丈〜ひざ下くらいが好まれます。  セミアフタヌーンドレスのほか、お子様の式典出席時に着用するセレモニースーツ、ワンピースもセミフォーマルに該当します。アクセサリーはパールやビジューが良いでしょう。

 ♦︎夜(17〜18時以降)
 セミイブニングドレス・カクテルドレス…やや透け感のあるもの、サテン生地やシルクなど光沢のあるものが好まれます。  肌の露出は昼間よりも高くなり、袖なしがマナーとなりますが、スカート丈は昼間と同じくひざ丈〜ひざ下が上品です。 アクセサリーはスワロスキーやクリスタルなど光るアイテムがおすすめです。

インフォーマル/略礼装(平服)

​◆準礼装よりも格を落とした装いがインフォーマルです。カジュアルな雰囲気での結婚式や、お披露目会、発表会などでのドレスコードにあたります。 記念日に雰囲気の良いレストランでのお食事にも相応しいでしょう。

​◆結婚式の招待状に、”平服でお越しください”と記載されていることがありますが、平服(インフォーマル)は普段着のことではなく、正礼装や準礼装のように堅苦しくなくて良いですよ、というホスト側からの配慮の気持ちを表しています。

​◆インフォーマルは時間によるマナーはありませんが、ワンピースならフォーマル時の昼と同じく、露出を控え、スカートはひざ丈〜ミモレ丈くらいのもの、生地は光りすぎないものを選ぶのがマナーです。

​◆パンツスーツを選ぶ際は、ブラックスーツは堅苦しかったり重たい雰囲気になりやすいので、小物で華やかさを意識しましょう。

スマートエレガンス(準略礼装)

​◆特に決まったルールはなく、自由度が上がるものの、スマートエレガンスに求められているのはきれいめでややドレッシーな装いです。小物はフォーマルで使用するものと合わせると良いでしょう。 結婚式の1.5次会や二次会、ホテルで開催される同窓会などに相応しいです。ワンピースはひざ下〜ミモレ丈が良いでしょう。パンツスタイルでもOKです。

​◆過度な露出は控えるのが無難で、アクセサリーをやや大ぶりなものでアクセントにしたり、1点ハイブランドをコーディネートしたりすると品良く華やかになります。

カジュアルエレガンス

​◆スマートエレガンスよりもややラフなスタイリングになりますが、着用シーンとしてはカジュアルレストランでのウェディングや、お食事会、お見合いなどホテルのラウンジで過ごせるようなきちんと感のある装いです。

​◆セットアップやアンサンブルなどややリラックス感がありつつも、華やかで品の良いキレイめのコーディネートが洗練された雰囲気になります。

ビジネスアタイア

会社の創立記念や式典、株主総会、企業主催のパーティなどのシーンで着用する服装です。ビジネススーツでも問題ありませんが、場の雰囲気に合わせて色の明るいスーツや、インナーをドレッシーなブラウスにしたり、またはブローチやアクセサリーで華やかさを出すのが良いでしょう。

スマートカジュアル

普段着よりもやや格式ばったきれいめの服装をさします。雰囲気としてはデニムやスウェットなどのラフな素材、ミニスカートや体のラインが強調されるようなデザインのものを避けたお出かけ服のイメージです。 ワンピースはもちろん、ブラウスにスカートまたはスラックスなど、テレビの女性アナウンサーのような清潔感のあるスタイルです。

コーディネートするときのポイントは?

ドレスコードは、相手を思いやる気持ちからきていることに配慮する

​◆いかがでしたでしょうか。ドレスコードと記載されていると難しく身構えてしまいますが、こうするべきとバリアを張っているのではなく、お互いに失礼のない安心して気持ちよく過ごせるためのお約束、と捉えると素敵ですね。

​◆主催者やその場に敬意を払い、場の格や雰囲気をみんなで作り上げるためのドレスコード。ゲスト側も自分が好きな服装や流行りを追いかけすぎた服装ではなく、シーンに相応しい装いで相手を尊重しつつ、特別な日のコーディネートを楽しみましょう。